ただし使い捨てマスク同様に「隙間なく装着すること」が大事
研究者たちは、この高いフィルタリング効果が物理と静電気の2重効果によるものだと指摘しています。
綿のようにしっかりと織られた生地は、粒子を物理的にフィルタリングします。
そして、シフォン生地や天然シルクなどは静電気を帯びているので、静電気バリアとして粒子をフィルタリングできるのです。
しかし、マスクの大きさや形状、着用の仕方によって効果が大きく変わることも指摘されています。
例えば1%の隙間があるだけで、すべてのマスクのフィルター性能が50%以上も減少したのです。
ですから、布マスクの効果を上げるには、異種素材を2重にするだけでなく、顔にフィットするように着用することが重要になるでしょう。
この研究は4月24日、「ACS Publications」に掲載されました。