BCGの接種のアリ・ナシで感染率は変らない
イスラエル、テルアビブ大学の研究者は、国内の感染者のBCG接種履歴を調べて、感染率の違いがあるかを調査。
その結果、1979年から1981年の間に生まれたBCGを接種した人の検査による陽性率は11.7%であるのに対して、1983年から1985年の間に生まれたBCGを接種していない人の検査による陽性率は10.4%でした。
このことからイスラエルの研究者は、BCGを接種しても、接種していなくても、新型コロナウイルスに対する耐性は変らないと結論付けました。
2020.05.15 Friday
以前、BCGワクチン(結核のワクチン)を接種している国では、新型コロナウイルスの感染者が少ないとする研究結果が日本人の研究により発表され、ナゾロジーの記事でも紹介しました。
論文では、BCGの接種が黄熱病など他のウイルス感染に対して効果があり、新型コロナウイルスに対してもBCG接種が耐性を高める効力がある可能性を示していました。
しかし今回、イスラエルの研究者はBCG接種は新型コロナウイルスに対して耐性を授けないとする、真逆の結論を導き出しました。
いったい、どちらの主張が正しいのでしょうか?
目次
イスラエル、テルアビブ大学の研究者は、国内の感染者のBCG接種履歴を調べて、感染率の違いがあるかを調査。
その結果、1979年から1981年の間に生まれたBCGを接種した人の検査による陽性率は11.7%であるのに対して、1983年から1985年の間に生まれたBCGを接種していない人の検査による陽性率は10.4%でした。
このことからイスラエルの研究者は、BCGを接種しても、接種していなくても、新型コロナウイルスに対する耐性は変らないと結論付けました。
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