2017年以来最大の太陽フレアを観測
そして、ここ最近ずっと静かだった太陽は、5月29日に、2017年以来最大のフレアを引き起こしました。
フレアはX線強度により5段階(弱 A<B<C<M<X 強)に分けられていますが、新しく観測されたフレアはMクラス。
Mクラスの強さは、太陽フレアとしては穏やかな部類になりますが、地球に向けられると極地では電波障害が発生したり、地球付近の宇宙空間では放射線の嵐が発生して宇宙飛行士に危険を及ぼしたりするかもしれません。
しかし、今回のフレアは地球に向けられたものではありませんでした。しかもNASAの観測によると、Mクラスの中でも非常に小さいものだったので心配ありません。
もちろん、今回の単発フレアだけでは最小値だと断定できません。
しかし、Mクラスのフレアは2017年以来925日間1度も検出されていないので、このフレアが太陽活動周期切り替えの一歩かもしれず、科学者たちは今後も細心の注意を払うことになるでしょう。
今後、近いうちに太陽が騒がしくなり、周期が切り替わるかもしれません。
この報告は5月30日、「NASA」のサイトに掲載されました。
New Sunspots Potentially Herald Increased Solar Activity
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/new-sunspots-herald-increased-solar-activity-cycle-sdo