- レオナルド・ダ・ヴィンチが考案した橋は木の棒だけで作成可能
- ダ・ヴィンチの橋は絶妙なバランスで負荷を分散しており、少ない材料なのに高強度
レオナルド・ダ・ヴィンチはルネサンス期を代表する芸術家であり、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などを手掛けた画家として多くの人に知られてきました。
画家として有名なダ・ヴィンチですが、実は科学分野でも非常に秀でており、彼の研究や設計は現代でも驚きを与えてくれます。
「ダ・ヴィンチの橋」として知られている不思議な自立アーチ橋もそのひとつです。
この橋は木の棒を組み合わせるだけで簡単に作成でき、高い強度を誇ります。
ダヴィンチの橋って?
Da Vinci Bridge pic.twitter.com/z1lfom142f
— Universal Curiosity (@UniverCurious) March 27, 2020
通常、橋をつくるためには、様々な力や要素を考慮しなければいけません。支柱を安定させるために巨大なアンカーを打ち込んだり、ロープやワイヤーを利用して床板の強度を保持したりします。
しかし、ダヴィンチの橋には、接着剤や釘などは必要ありません。たった2つの要素、「摩擦」「重力」だけを利用したシンプルな仕組みが採用されています。
木の棒を組み合わせるだけで作成でき、少ない材料で高強度が得られるのです。
ちなみに、木の棒に切り込みを加える方法もあり、こちらは構築がより簡単になります。
ダヴィンチの橋は作り方も非常に簡単です。
均等な長さの木の棒をいくつか用意しましょう。それらをパズルのように組み込んでいくだけです。
橋の先端を持ち上げつつ、上の画像のように木の棒を追加して差し込むだけで、自立したダヴィンチの橋が完成します。
規模を大きくしたい場合は、緩やかなカーブになるようそれぞれの棒がつくる角度を大きめにすると良いでしょう。