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雨の降り方に強弱があるのはどうして?冬は小雨、夏は豪雨が多い理由 (2/3)

2020.08.22 Saturday

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穏やかな雨は冬に降る?

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credit: pixabay

冷たい空気は、暖かい空気に比べて、保持できる水分量が少なくなります。そのため、冬場のは、薄い層のような形になっており、あまり水分を含んでいません。

さらに、冬の冷たい空気は、暖かい空気より重くて地上に停滞しやすいので、上昇気流がとても弱々しいのです。

このゆっくりとした上昇気流は、上空でみすぼらしい薄い雲を作り、水分量も少ないので小さな水粒しかできません。

しかも、上昇気流は水粒を上空にとどめておくほど強くないので、水粒は大きくなる前にすぐ落下してしまいます。

その結果、冬場は雨粒が小さくて、穏やかな雨が降りやすいのです。

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