最初の生命は地球外で生まれた。「パンスペルミア説」とは?
生命の起源には謎が多く、地球で生命が誕生していたかどうかも怪しい部分があります。
地球の生命は、ひょっとしたら宇宙の別の場所で初めて発生し、宇宙を旅して地球へやってきた可能性もあるのです。これをパンスペルミア仮説といいます。
最初の生命は実験的証拠からRNA生物だと考えられています。クマムシのような過酷な環境でも生存可能と言われる生き物がいますが、最初の微生物は本当に宇宙を旅することができたのでしょうか?
強靭すぎるクマムシ、ついに極限環境を生き抜くメカニズムが判明 – ナゾロジー
欧州とロシアの研究グループはISSでこの可能性を検証し、微生物の胞子は紫外線を遮断すれば長期間宇宙空間で生存できるということを示しました。
ここから「リソパンスペルミア説(リソは岩石の意)」という、最初の生命は他惑星由来の隕石や彗星に付着して地球にやってきたという仮説が提唱されました。