鳥は回転する風車のブレードがほとんど見えない
飛行機と鳥の衝突の問題はよく耳にする話題ですが、移動しない風力発電になぜ鳥がぶつかるのでしょうか?
それは回転するブレードの視認性の問題だと考えられています。
これはモーションスミアと呼ばれる現象で、速く動く物体は網膜が処理できなくなり、ほとんど見えなってしまうのです。
風力発電のブレードは時速300kmを超える速度で回転していて、この速度に達すると鳥の目にも回転するブレードは見えなくなってしまいます。
そこで、風車のブレードの視認性を上げればいいのではないか? と考えたのがノルウェー自然研究所の研究者Roel May氏です。