風力発電所のバードストライク問題
一見のどかに見える風力発電所ですが、回転しているブレードは1つが40m近くあり、全体の高さは100mを超える場合がほとんどです。
この風力発電については、猛禽類の衝突が主な環境問題の1つになっています。
風力発電が鳥にどの程度被害を出すかという問題については、まだ明確なデータがあるわけではありません。しかし、ノルウェーの風力発電反対派は、風力発電所内で毎年6~9羽のオジロワシが殺されていると主張しています。
現状ではそこまで大きな被害には感じないかもしれませんが、自然エネルギーへの依存度が増しつつある昨今、風力発電施設が将来鳥類に及ぼす被害は毎年1万羽を超えるだろうという試算もあります。
いわゆるバードストライクは決して無視して良い問題ではないのです。