「ヴィンデビーI」は男性?女性?
ヴィンデビーIは、1952年に、ドイツ北部・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の町ヴィンデビーで発見されました。
地元住民が、湿地から泥炭を切り出していた際に偶然出土したそうです。
横たわった遺体は、つい最近亡くなったような状態の良さですが、年代測定では紀元前41〜紀元後118年頃のものと推定されています。
発見当初、ヴィンデビーIは14歳の少女の遺体とされ、「ヴィンデビーガール」と名付けられました。
ところが、2007年に行われたDNA解析の結果、男性である可能性が示唆されています。細身な見た目から女性と推察されていましたが、遺伝子が出した答えは男性でした。
しかし、これもまだ断定的ではなく、性別の問題には完全な決着がついていません。