質の良い「睡眠」でさらに健康に
「同じ姿勢は良くない」とは言ったものの、睡眠は絶対に欠かせません。日々の運動を継続しても、十分な睡眠を取らなければ水の泡です。
NIH(アメリカ国立衛生研究所)の調査では、現代人の多くは「睡眠不足(1日6時間未満)」に陥っていることが分かっています。
最近では、「ショートスリーパー」という言葉が定着しつつありますが、合わない人には非常に危険な行為です。
睡眠不足は、情緒不安定、行動力・判断力の低下を招き、免疫システムに害を与え、感染症にかかりやすくなります。
また睡眠不足は、レプチンという満腹ホルモンを減少させ、グレリンという空腹ホルモンを増加させるので、肥満や過食症の要因にもなります。
これらを防ぐには、大人で1日7~8時間、10代は8~10時間、6~12歳の子供は9~12時間の睡眠が必要です。
さらに、日中の運動と夜間の睡眠は密接に連動しており、適度な運動が睡眠の質を高め、睡眠が運動の効果を体にフィードバックします。
コロナ禍を健康に乗り切るには、「1日の運動量を増やすこと(デスクワークの最中でも、定期的に立ってスクワットやストレッチを取り入れる)」と「十分な睡眠」を取ることが大切です。
加えて、バランスの良い食事も忘れないようにしましょう。