砂糖の30~50倍の甘さをもつグリチルリチン
甘草リコリスの甘味成分は根に由来する化合物「グリチルリチン」であり、スクロース(砂糖)の30~50倍の甘みをもつと言われています。
加えてスクロースよりも低カロリーであり、消化性潰瘍治療など多数の薬効が確認されています。そのため単なる調味料としてだけでなく、漢方や西洋医学でも利用されてきました。
ちなみにグリチルリチンの甘さには独特の味が付いているため、純粋な砂糖の代用品にはなりません。
とはいえ、これらの特徴を利用したキャンディは北アメリカやヨーロッパで古くから親しまれてきました。
日本でも近年、サルミアッキという名のリコリスキャンディが知られるようになってきました。また沖縄県で愛飲されているルートビアという名の清涼飲料水にもリコリスが含まれています。
しかしグリチルリチンには大量摂取による副作用があるのです。