生命の発見に理想的な場所
火星は40億年前には地球同様暖かく、地上には多くの水がありました。
そうした環境では生命の存在する可能性も高かったと考えられます。
もし、そのような太古の生命の生き残りや痕跡を探そうとした場合、液体の状態を保つこの氷底湖は理想的な場所です。
塩分が高すぎるため、こうした環境がバクテリアなどの生存にどの程度有毒かは現在のところ不明。ただ、こうした環境で生きることができるバクテリアも世の中には存在しています。
火星で厚さ1.5kmを超える氷の下に到達することは至難の業でしょうが、いずれはそんな深さまで掘り進め、重大な発見ができるかもしれない、と研究者は語っています。