氷の下で液体を保つ理由
氷に覆われた地面の下にある液体の湖「氷底湖」は地球でも数多く見つかっています。
地球で最大の氷底湖は南極にあるボストーク湖で、3.5kmもある厚い氷の下に液体の湖が存在しています。
氷底湖が氷の下で液体を保っていられる理由は、地熱の影響や、氷の圧力によって融点が下がっていることがあげられます。
火星南極の表面温度はマイナス113℃と推定されていますが、これは地下深くに行くほど徐々に暖かくなっていきます。
それでも水が液体を保つには十分に冷たいと考えられますが、研究者たちは火星で見つかった氷底湖について、非常に塩分濃度が高いと考えています。
そのため融点が下がり氷の下でも液体を保っているのです。