音楽をする子どもは「注意・記憶力」のスコアが高いことを実証
研究チームは、チリの10〜13歳の子ども40名を対象に、注意力とワーキングメモリ(作業記憶)を評価するタスクを行いました。
ワーキングメモリとは、短時間で情報を記憶し、同時に処理する能力を指し、日常の作業(会話や読み書き、計算力)に大きくかかわります。
半分の20名の子どもは、日頃から音楽を習っており、最低でも2年間のレッスンを受け、定期的に演奏発表をしています。残りの20名は、コントロール群として選び、学校の授業以外では音楽を習っていません。
同チームは、タスクの間、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて子どもたちの脳活動をモニタリングしています。
調査の結果、両グループに反応時間での差はなかったのですが、音楽をする子どもで、記憶力と注意力の高いスコアが示されました。