先月の「ベスト3」実際にどう見えた? レポート
10月は台風が近づいた影響もあり、天気が不安定で曇りや雨の日が多かったですね。
でも、火星の接近は最接近の日だけしか見られないものではないため、十分に観測できた印象です。
それに、「9月の星の見どころ」で言及した、「くじら座の変光星、ミラ」も観測できました。特別版の記事でレポートしておりますので、ご覧ください。
それでは、「10月の星の見どころ」の結果ですが、まずBest3の「中秋の名月とブルームーン」。
中秋の名月は、若干もやがありましたが、満月の1日前の月がよく見えました。
近くには、最接近が間近となった火星が位置し、十五夜の月との共演を楽しめました。
ちなみに、10月2回目の満月「ブルームーン」は10月31日(記事公開日)に見られます!
そして、Best2の「十三夜の月と火星が接近」は、雲の切れ間からかろうじて撮れたのがこちら。
このほかにも、Best2では惑星と月の接近として、10月22日(木)、23日(金)の木星、土星と月の共演を紹介したものの、両日天気が悪くて観測できませんでした。
よって、24日(土)に撮った写真がこちらになります。
8月にも、この3天体の共演を観測してレポートしていますが、比較すると木星と土星が近づいているのがわかると思います。
最後にBest1の「火星の準接近」ですが、最接近の日である10月6日(火)は空の大部分が雲という状況に。
しかし、待っているうちに雲の切れ間から火星が見えてきました。
少し雲がかかっても、ものともしない明るさでピカピカ輝いていましたよ。
今月は、見頃が終わる火星、木星、土星をしっかり見ておきましょう。
天体観測を長時間するには冷える時期になっているので、防寒はしっかりしてくださいね。