地球に最接近した世界記録

今回の小惑星のもっとも驚くべきところは、地球へ最接近した際の地上との距離です。
地上との距離は400kmほどと考えられていて、これまででもっとも地球に近づいた隕石です。
400km上空というと、静止衛星の低地球軌道をかすめている高さであり、国際宇宙ステーション(ISS)の周回する高さともほぼ一致しています。
幸い、今回の小惑星が南太平洋上空を通ったときISSは南大西洋上にあり、その他の衛星も影響を受けることはありませんでした。
しかし、ISSは109mの大きさがある構造物なので、ひょっとすると非常に危険な状態になっていた可能性もあります。