地球に接近する小惑星のイメージ。
地球に接近する小惑星のイメージ。 / Credit:pixabay
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ステルス小惑星が11月13日に地上400kmを通過していた!これまででもっとも地球に近づいたのに「誰も気づけなかった」 (2/3)

2020.11.19 Thursday

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地球に最接近した世界記録

小惑星2020VT4の発見画像。
小惑星2020VT4の発見画像。 / Credit: ATLAS/Larry Denneau.

今回の小惑星のもっとも驚くべきところは、地球へ最接近した際の地上との距離です。

地上との距離は400kmほどと考えられていて、これまででもっとも地球に近づいた隕石です。

400km上空というと、静止衛星の低地球軌道をかすめている高さであり、国際宇宙ステーション(ISS)の周回する高さともほぼ一致しています。

幸い、今回の小惑星が南太平洋上空を通ったときISSは南大西洋上にあり、その他の衛星も影響を受けることはありませんでした。

しかし、ISSは109mの大きさがある構造物なので、ひょっとすると非常に危険な状態になっていた可能性もあります。

次ページもう一度地球と出会うことはない

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