ビタミンDの効果を調べた臨床試験「VITAL」とは
研究チームは今回、2018年までの5年間にわたり実施された臨床試験「VITAL(VITamin D and OmegA-3 TriaL、ビタミンDおよびオメガ-3脂肪酸テスト)」の結果をもとに二次分析を行いました。
VITALでは、健康な被験者を「ビタミンD+オメガ-3脂肪酸併用群」「ビタミンD群」「オメガ-3脂肪酸群」「プラシーボ群」にランダムに割り振り、1日適量のサプリメントを服用してもらいます。
被験者は、がんや心疾患を発症したことがない50歳以上の男性と55歳以上の女性、計2万5871名を対象とし、2017年末まで追跡調査しました。
主要評価項目は、進行性がん、および心疾患の発症率です。
ちなみに一次分析では、ビタミンDは進行性がんの発症率を低下させはしないが、死亡リスクを下げることが示唆されています。