地球でもっとも硬い鉱物が大量生産できる可能性も
ロンズデーライトは、研究によると通常の立方晶ダイヤモンドより58%も硬い可能性が示されています。
つまり地球上にある天然鉱物の中でもっとも硬い物質なのです。
そのため工業用機器の材料として研究者から関心を寄せられています。
しかし、ロンズデーライトはこれまで高圧プレスや爆発物を使ってごく少量の合成に成功しただけで、大量生産が行えるような方法はまだ見つかっていませんでした。
ダイヤモンドはただでさえ硬く宝石としての価値より工業製品としての価値が重要視されています。
そんなダイヤモンドや、ダイヤモンドより硬い珍しいロンズデーライトを常温で、たった数分で合成できるという技術は、多くの製造業の可能性を広げてくれる重要な発見です。
この研究を進めていけば、大量に安く、しかも素早く貴重な硬い工業材料を生産できる革命を起してくれるかもしれません。