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砂漠の「昼夜の気温差」が激しいのはなぜ? 動植物の涙ぐましい生きる工夫 (2/2)

2020.11.27 Friday

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砂漠の生き物はどんな工夫をしている?

砂漠の生き物たちは、この激しい気温差から身を守らないといけません。

例えば、「シャベルカナヘビという砂漠トカゲは、昼間の地表が熱々なので、火傷しないよう片手片足を交互に浮かしているのです。

それから、夜間は地表より暖かい地中に潜って寒さをしのぎます。

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「ゴミムシダマシ」という虫は、面白い水分の取り方をします。

普段はトカゲと同じように暑さ・寒さ対策をしますが、砂漠に霧が発生すると地表にあらわれて、風の吹く方向に背を向けて逆立ちし始めます。

すると、背に当たった霧が水滴になり、背中を伝って口まで落ちてくるのです。

水を飲む前と後を比べると、体重が40%も増えているんだとか。

また、「ナマクアカメレオン」も強みを生かした対策をします。

彼らは体色を明灰色〜暗褐色に自在に変化させられるのですが、昼間はからだを白くして光を反射し、夜間は黒くして熱を蓄え体温調節をしているのです。

賢いですね。

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植物たちも工夫をして懸命に生きています。

砂漠のような乾燥地では、葉っぱがたくさんあると水分の蒸発量も多くなるため、葉が小さく肉厚なものが多いです。

ナミブ砂漠の「ユーフォルビア」は、葉っぱの代わりにトゲを生やしたり、茎を多肉化させることで水分の蒸発を防いでいます。

ユーフォルビア・アエルギノサ
ユーフォルビア・アエルギノサ / Credit: ja.wikipedia
ユーフォルビア・オベサ
ユーフォルビア・オベサ / Credit: ja.wikipedia

生き物たちは生まれてくる場所を選ぶことはできません。

しかし、動植物は与えられた環境で生きるために涙ぐましい努力をしています。

その姿を見ていると、なんだか泣けてきますね。

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