ヒトが持つクロノタイプ
人によって用事がなければ休日はいつまでも眠ってしまい昼頃になってやっと起き出す人もいれば、用がない休日でも朝早くから目覚める人もいます。
また逆に夜はすぐに眠くなってしまう人もいれば、夜のほうが目が冴えてきて深夜遅くまで起きているという人もいるでしょう。
こうした時間的な活動傾向は、一般的には「夜型昼型」という言葉で表現されますが、より専門的な言葉ではこれを「クロノタイプ」と呼んでいます。
「クロノタイプ」は一人ひとり異なっていることが分かっていて、それは個人の持つ体内時計の周期が影響していると言われています。
そして、「クロノタイプ」は双子を使った研究によると50%程度は遺伝的に決定されており、個人が生まれつき持っている体内時計の特徴なのだと考えられています。
しかし、最新の研究では、ヒトの覚醒を左右するクロノタイプは朝夜の2つできっぱり分けられるほど単純なものではないということを示唆しています。