覚醒と眠気の調査
ロシアのRUDN大学の研究チームは、ヒトのクロノタイプにさらに4つの新しい分類が存在する証拠を発見したといいます。
同大学の人間生理学の研究者ドミトリー・スヴェシニコフ氏は「既存のクロノタイプを再考し、拡大する必要がある」と研究結果について述べています。
研究チームは大学生を中心とした約2,300人の参加者を対象に、今回の調査を行いました。
研究者たちは、過去の研究からクロノタイプには6つのタイプがあるだろうと考えていて、最初に被験者たちに、自分たちがどのようなタイプになると思うか自己評価を行ってもらいました。
そして次のステップとして、これ検証するため、被験者たちに睡眠研究で使用される標準的なテストを受けてもらいました。このテストは、1日のさまざまな時間帯における眠気や覚醒の度合いを推定できるように設計されています。
結果、6つのクロノタイプに参加者の大部分が収まると確認されたのです。これに当てはまらないヒトは参加者のわずか5%でした。
この研究結果について研究チームは、ヒトには昼型夜型に加えて、新たに「高活動型」、「日中眠い型」、「昼活動型」、「中活動型」の4つのクロノタイプが完全に確認されたと考えています。