あなたはどのタイプ? 6つのクロノタイプ
集中力やエネルギーレベルについて考えると、「朝型」は朝がもっとも高く、昼は中程度に下がり、夕方には低い状態になります。
逆に「夜型」は、朝の覚醒度合いは低く、昼に中程度まで上昇し、夜になると高いレベルに上昇していきます。
「高活動型」の人は時間に関係なく1日通して高い覚醒度を示します。
「日中眠い型」は朝も夜も覚醒度は高いのに昼間に低くなります。
「昼活動型」は逆に、朝も夜も覚醒度は低いのに、日中はとても高い状態になります。
「中活動型」は昼夜関係なく、1日を通して低いエネルギーレベルを示します。
今回の研究では、それぞれのタイプの割合は、「朝型」が13%、「夜型」が24%とこれまでの2分類では全体の37%しかカバーされていなかったことがわかりました。
新しい分類での割合は、「日中眠い型」が18%ともっとも多く、「中活動型」が16%、「昼活動型」が15%、そして「高活動型」がもっとも少なく9%という結果でした。
なんとこの研究結果だと「夜型」がもっとも多く一般的なクロノタイプと示されたのです。また日中眠くてあまり活動できないタイプの人や1日中眠いタイプの人も高い割合にあります。
ただ、今回の研究は規模としては比較的小さいものであり、大学生を中心に調査したという点は念頭に置いておいたほうがいいかもしれません。
研究チームは今後さらに他の実験方法によっても調査を行っていき、具体的にこうしたクロノタイプの違いが、ヒトの中でどういう役割を果たしていくのか明らかにしていくと語っています。