ふたご座流星群って何?
そもそも流星群とは、地球が公転軌道上に存在するチリの集まりに突入することで生じます。
たくさんのチリは地球大気に突入したときに燃えるのですが、この輝きの1つが「流れ星」であり、たくさんのチリが次々に大気に突入することで「流星群」となります。
では、ふたご座流星群のチリを作ったのはいったい何でしょうか?
それは小惑星ファエトンです。以前は「チリやガスを放出し尽くした元彗星」と認識されていましたが、最近になってまだ活動していると判明。
そのため現在では、彗星のようにチリを放出する「活動的小惑星」として知られています。
ファエトンは約1.4年周期で公転しており、ファエトンの残したチリに地球が毎年突入することで、ふたご座流星群が生じているのです。
ちなみに「ふたご座流星群」という名前は、ふたご座α星(カストル)付近から放射状に流れ星が飛び出すように見えることから付けられました。