月面の情報を集め、データを送信。2021年の夏には打ち上げ予定!
宇宙ロボティック企業Astroboticは2021年にペレグリン月面着陸船を打ち上げる予定であり、その中にはASAGUMOも搭載されます。
ASAGUMOの主な目的は、月面を数メートル歩行してカメラとセンサーによるデータ収集を行なうことです。
これによりテクノロジーを実証できるなら、今後、月面探索への本格的な参入が可能になるでしょう。
Spacebit社は、特に月の溶岩洞を探索することに関心を示しています。
溶岩洞とは過去に形成された自然のトンネルであり、将来の人間の居住に有望だと考えられているのです。
もちろん、ASAGUMOの処女任務中に溶岩洞を探索する可能性は低いですが、探索のための機能は既に備えているとのこと。
ASAGUMOには月の表面に沈んでしまわないための工夫が取り入れられており、歩き方を変えて、速度や安定性、エネルギー消費のバランスを管理できます。
またSpacebit社は、ASAGUMOがコンパクトかつ軽量に設計されていることも、惑星探索の将来に繋がると考えています。
ロボットを小さく安価にできれば、複数のシステムを月に送ることが可能になり、結果として多くのデータ入手に繋がるというのです。
打ち上げも近いですから、SFロボットみたいな探索機ASAGUMOの活躍に注目したいですね。