世界初、月を歩く四脚ロボット「ASAGUMO」
新しく開発されている月面四脚ロボットは、誰もが既視感を覚えるフォルムになっています。
ボックスから伸びる4本の足が特徴的であり、似たようなロボットは『ジェイムスン教授シリーズ』や『攻殻機動隊』などのSF作品に度々登場してきました。
それらの作品では「ボックスの中に人間の体や脳が入っている」という設定ですが、現実世界の4足歩行ロボットには月面探索に必要な機械が詰まっています。
さて、SF世界から出てきたようなASAGUMOは、重量1.3kg、10×10cmに収まる小型探査機であり、太陽光発電によって動きます。
車輪をもつ従来の探査機とは大きく異なり、4本の足で蜘蛛のように歩行。これにより、これまでにはアクセスできなかった複雑な地形での探索が可能です。
ちなみに、ASAGUMOという名称は、日本の「朝の蜘蛛は縁起が良い」という言葉から取られたとのこと。