電極を装着したサルが手を使わずにピンポンゲームする
動画の後半では、サルがスティックなしでピンポンゲームを操作している様子が映し出されています。
脳インプラントから送信された神経活動をもとにリアルタイムでバーの上下の動きを予測・反映させています。
ピンポンゲームでは、ボールを後ろに通過させないようにバーを瞬時に操作する必要があります。
それでもサルは、頭で考えただけでほぼ完ぺきにゲームをこなしています。
ストローをつかんで報酬のバナナスムージーを楽しみながら、頭ではゲームに熱中しているのです。
この結果は、「思考だけで電子機器を操作する」というブレインマシンインターフェースの確立が近いことを意味します。
イーロン・マスク氏とNeuralink社の目標は、麻痺患者にデジタルの自由を与えることです。
First @Neuralink product will enable someone with paralysis to use a smartphone with their mind faster than someone using thumbs
— Elon Musk (@elonmusk) April 9, 2021
実際、イーロン・マスク氏は、今回のビデオが公開された直後に、「麻痺のある人々は、親指を使うよりも素早く、頭でスマートフォンを操作できるようになる」と主張しました。
将来的には、健康な人でも考えるだけでさまざまな電子機器を操作する時代が到来するかもしれませんね。