サイコパスは自然とのつながりが希薄で都市生活を好む
調査の結果、暗い人格特性レベルの高い人は、郊外や田舎よりも都市生活を好むと判明。
その中でもサイコパスレベルの高い人は、男女ともに自然とのつながりが希薄でした。
逆に自然とのつながりが強い人はサイコパスレベルが低いようです。
そして今回の結果は、「サイコパスレベルの高いアメリカ住民は都市生活を好む」という2018年の研究結果とほぼ一致しています。
ちなみに「精神病質(サイコパシー)」は、一般の人々でもある程度もっている特性です。
サイコパスレベルの高い人が、メディアで強調されているような常軌を逸した性質を常にもっているわけではありません。
さて、今回の調査だけでは「なぜサイコパスレベルの高い人が都市生活を好むのか」という疑問を解消していません。
研究チームは、「サイコパス的特徴が自然とのつながりを減少させるのか」あるいは、「自然とのつながりの欠如がサイコパスレベルを増加させるのか」といった点の調査に関心をもっています。
今後の研究次第では、「自然とのふれあいを増やしてサイコパスレベルを下げる」といったサイコパス調整方法が生まれるかもしれませんね。