チーターの尻尾を応用した尻尾型ロボットを開発
チーターの尻尾における空気力学上の特性は、数年前から研究されており、新しく発表された論文では、ロボットにどのように応用できるか示されています。
そして研究に基づいて開発されたのが、画像にある4足歩行の尻尾型移動ロボットです。
ロボットに装備された空力尻尾は、棒の端に半円筒形のポリエチレンフィルムが付いたものです。
チーターのフワフワな尻尾とはかけ離れていますが、これはロボットに最適化した結果とのこと。
ノービー氏によると、「チーターを模倣するために、全体が被毛で覆われた尻尾でも実験しましたが、半円筒形が最も大きな抵抗力を生成すると分かった」ようです。
この空力尻尾は、慣性を利用した尻尾とは異なり、生成できるトルクの量が質量ではなく、ロボットの移動速度に依存します。
つまり速く走れば走るほど、大きなトルクを利用できるのです。