空気から飲料水を生成する
空気中の水分を集めて飲料水を生成すること自体は、特に新しいアイデアではありません。
しかし従来の生成方法のほとんどは、外部電力や昼夜の温度変化を利用してきました。
つまり水を得るには、外部エネルギーを絶えず供給するか、そうでない場合には生成する時間帯が限られていたのです。
これでは遠隔地や発展途上国の飲料水生成の高い需要を十分に満たせません。
そこで研究チームは、外部電力を必要とせず、24時間飲料水を生成できる装置を開発することにしました。
2021.07.04 Sunday
空気中には水分が含まれており、特殊なデバイスによって抽出できます。
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)機械・プロセス工学科に所属するイワン・ハエハラー氏ら研究チームは、外部電源を必要としない飲料水抽出装置を開発しました。
彼らによると、新しい装置は空気から飲料水を24時間生成し続けられるとのこと。
研究の詳細は、6月23日付の科学誌『Science Advances』に掲載されました。
目次
空気中の水分を集めて飲料水を生成すること自体は、特に新しいアイデアではありません。
しかし従来の生成方法のほとんどは、外部電力や昼夜の温度変化を利用してきました。
つまり水を得るには、外部エネルギーを絶えず供給するか、そうでない場合には生成する時間帯が限られていたのです。
これでは遠隔地や発展途上国の飲料水生成の高い需要を十分に満たせません。
そこで研究チームは、外部電力を必要とせず、24時間飲料水を生成できる装置を開発することにしました。
カテゴリー覧
人気記事ランキング
Amazonお買い得品ランキング
テクノロジーのニュースtechnology news
もっと見る【ナゾロジー×産総研 未解明のナゾに挑む研究者たち】「初音ミクも研究対象!未来の音楽体験を作る研究」
2Lペットボトル6本分軽くなる!強化外骨格付きカーゴパンツが発売される
クルーズ客船を真っ二つ!9週間で巨大船を造るダイナミックな「船体延長工事」
役立つ科学情報
人と猿のキメラ「ヒューマンジー」を作ろうとしたソ連のマッドサイエンティスト
星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年12月】
注目の科学ニュースpick up !!
自殺や自傷について考えると「こころの痛み」が軽減される
境界性パーソナリティ障害では脳が「自分から見た自分」と「他人から見た自分」を混同している
大雨直後のオーストラリアで「謎のクリーチャー」を発見!生物学者も困惑