生産性を重視しすぎる人は、目的のある余暇活動を見つけるべき
現在、余暇に対する否定的な見方は、世界中で見られます。
そのため人々は、「忙しく生産的であることがいかに重要か」というメッセージを何度も聞くことになります。
そして一度そうしたメッセージを取り入れてしまうと、「余暇は無駄」という考えが心に刻み込まれてしまうでしょう。
結果、どこに住んでいようとストレスを感じ、憂鬱で幸福感が薄れてしまいます。
では、既に「余暇が時間の無駄」だと感じてしまう人は、どう対処すればよいのでしょうか?
考えをすぐに方向転換させるのは難しいため、そんな自分でも楽しめる余暇活動を見つけると良いでしょう。
たとえばハロウィンのアンケートを例をとると、子どもの付き添いで出かける場合、親としての責任感が時間を無駄と感じさせなくなるという結果を示しています。
同様に、ただ散歩に出かけるのは無駄と感じる人も、それが犬の散歩なら飼い主としての責任が伴い、無駄な時間とは感じにくくなる可能性があります。
そしてこれらはどちらも、心のリフレッシュとして機能する時間になるでしょう。
また、「何らかの目的をかなえる楽しい活動」を見出すということも大切です。
「それぞれの余暇活動」と「達成したい長期的な目標」がどのように関連するか考えることで、余暇を無駄とは考えなくなるかもしれません。
資格を集めるのが趣味、みたいな人はこうした釣り合いをうまくとった結果かもしれません。
「余暇をただ楽しむ」ことは、昔から多くの人にとって当たり前のことでした。
しかし、忙しさに慣れた現代人の中には、それが難しく感じる人もいます。
そんな人は、余暇を充実した時間として過ごせるよう工夫することが「幸せの秘訣」になるかもしれません。