画像
就寝3時間前に食べるのをやめると? / Credit:Canva
health

就寝3時間前に食事をやめると、”心臓の機能”が改善する

2026.02.25 11:30:44 Wednesday

「寝る前に、ついつい夜食を食べてしまう」なんてことがあるでしょうか。

しかし、その「夜のひと口」が、私たちの心臓や血糖のリズムを乱している可能性があります。

アメリカのノースウェスタン大学(Northwestern University)の研究チームは、食事の内容やカロリーを変えずに、「食べる時刻」を睡眠と揃えるだけで心血管代謝機能が改善するかどうかを検証。

その結果、就寝3時間前に食事を終え、照明を暗くし、夜間の絶食時間を延ばすことで、血圧や心拍数に加えて、一部の血糖に関する検査でも有意な変化が見られました。

この研究は2026年2月12日付で『Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology』に掲載されました。

Stopping Your Meals Just Three Hours Before Bed Can Significantly Boost Heart Health https://www.zmescience.com/science/news-science/stopping-your-meals-just-three-hours-before-bed-can-significantly-boost-heart-health/ Sleep‑aligned fasting improves key heart and blood‑sugar markers https://news.northwestern.edu/stories/2026/02/sleepaligned-fasting-improves-key-heart-and-bloodsugar-markers?fj=1
Sleep-Aligned Extended Overnight Fasting Improves Nighttime and Daytime Cardiometabolic Function https://doi.org/10.1161/ATVBAHA.125.323355

就寝3時間前に食事を終えると、”心臓の健康”が改善する

私たちが食事すると、単に体がエネルギーを摂取する以上の影響が及びます。

血糖値が上がり、インスリンが分泌され、交感神経が刺激されます。

つまり、体は活動モードに入るのです。

問題は、それが夜遅くに起きることです。

本来、夜間は血圧が下がり、心拍数が低下し、副交感神経が優位になる時間帯です。

しかし就寝直前の食事は、体に「まだ昼間だ」と考えさせてしまうとされています。

その結果、血圧の自然な低下が弱まり、心拍が高いままになり、自律神経のバランスが乱れやすくなる可能性があります。

こうした背景から、研究チームは、食事と睡眠のずれに注目しました。

対象は36歳から75歳までの過体重または肥満の男女39人です。

参加者はランダムに2つのグループに分けられました。

介入群は就寝3時間前までに食事を終え、夜間の絶食時間を13時間から16時間に延長する生活を7.5週間続けました。

対照群は従来通りの生活で、絶食時間は11時間から13時間でした。

両方のグループとも、就寝3時間前から照明を暗くする条件は共通でした。

つまり大きな違いは食事のタイミングであり、カロリー制限は行われていません。

その結果、介入群では睡眠中に血圧がよりしっかり下がるようになり、夜間心拍数も低下しました。

心臓の機能が改善を示したのです。より詳細な結果を次項で見ていきましょう。

次ページ体の「休息モード」に合わせて断食すると、体がより健康に

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

健康のニュースhealth news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!