世界中に機械仕掛けの森をつくるプロジェクト
![世界中に機械仕掛けの森をつくるプロジェクト](https://nazology.kusuguru.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/FireShot-Capture-341-Carbon-Collect-Impact-mechanicaltrees.com_.png)
機械仕掛けの木は、空気中からCO2を除去する点で、天然の木よりも1000倍効率が良いと言われています。
そして機械仕掛けの木12本で、1日に1トンのCO2を回収できます。
つまり1200本あれば1日に100トン、12万本あれば1万トンのCO2を回収可能。
機械仕掛けの木12万本は、2~3km2に収まるため、この規模の「機械仕掛けの森」1つでも大きな効果があると分かりますね。
この計算で世界各地に機械仕掛けの森を250カ所つくるなら、年間で10億トンものCO2を除去できることになり、これは世界の化石燃料によるCO2排出量の3%に相当します。
世界中にもっと多くの「機械仕掛けの森」をつくるなら、地球温暖化に対処できるのかもしれません。
現在、Carbon Collect社はこの壮大なプロジェクトを推し進めている最中です。
数年で完遂することはないでしょう。
しかしラックナー氏は、「経済的な牽引力があれば、物事は急速に進むでしょう」と述べました。
2021年6月には、Carbon Collect社が、アメリカ合衆国エネルギー省(DOE)から250万ドル(約2億9000万円)の助成金を受け取ることが明らかになっており、3つの「機械仕掛けの森」をつくるために使用されます。
もしかしたら今後、世界各地で機械仕掛けの森が作られていくかもしれません。