機能性食品を従業員食堂に取り入れる
臨床試験により、大豆製品、大麦、高カテキン緑茶などの機能性食品が心血管代謝値(BMI、収縮期血圧、LDLコレステロール、中性脂肪など)を改善すると分かっています。
しかし、実生活での効果は十分に検証されていません。
そこで研究チームは、トヨタ自動車およびその関連会社の協力のもと従業員食堂に大豆製品、大麦ごはん、高カテキン緑茶を取り入れ、摂取した個人の数値がどのように変化するか調査することにしました。
機能性食品の提供が開始されたのは2019年7月であり、890名の男性が実験に参加。
提供開始される前に行われた1回目の健康診断の結果と、2019年10月~2020年9月に行われた2回目の健康診断の結果を比べました。
従業員食堂はカフェテリア方式で運営されており、参加者は自分で好きなものを選んで食べることができます。
個人ごとに大豆製品、大麦ごはん、高カテキン緑茶をどれだけ摂取したかカウントできるため、「個人の変化」や「食品ごとの効果性」を知ることができるでしょう。
ちなみに機能性食品の効果は、食堂の卓上にポップ形式で提示されました。
では、自分の意志で機能性食品を選んで食べた人たちには、どんな効果がもたらされたのでしょうか?