大豆料理や大麦ごはんは1回食べるごとに心血管代謝値を改善する
大豆料理や大麦ごはんは1回食べるごとに心血管代謝値を改善する / Credit:Depositphotos
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社食で大豆料理を一回頼むごとにコレステロールが下がる (2/2)

2022.02.08 Tuesday

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大豆製品と大麦ごはんは1回の摂取ごとに効果がアップ!

12週間で機能性食品を摂取した回数を調べた結果、大豆製品と大麦ごはんには確かな効果が見られました

追跡時の 12 週間前からの機能性食品の摂取回数と心血管代謝値の変化量との関連
追跡時の 12 週間前からの機能性食品の摂取回数と心血管代謝値の変化量との関連 / Credit:白井 禎朗(金城学院大学)ら_英国王立化学会誌「Food & Function」にて研究成果が公表(2022)

まず大豆製品を1回食べると、LDLコレステロールが0.16mg/dL低下すると判明。

グラフを見ると、摂取回数が多ければ多いほどコレステロールの数値が下がると分かります。

また大麦ごはんを1回食べると、収縮期血圧(いわゆる上の血圧)が0.11mmHg、ヘモグロビンA1c(血糖値の平均値と考えられる)が 0.003%低下していました。

こちらも摂取回数が多ければ多いほど数値が下がると分かりますね。

ちなみに高カテキン緑茶の効果は表れませんでした

大豆製品と大麦ごはんを1回食べるごとに、心血管代謝値が改善する
大豆製品と大麦ごはんを1回食べるごとに、心血管代謝値が改善する / Credit:白井 禎朗(金城学院大学)ら_英国王立化学会誌「Food & Function」にて研究成果が公表(2022)

今回の研究から、大豆や大麦などの機能性食品の摂取が、確かに心血管代謝値を改善すると分かります。

「たまに食べたところで意味はない」と考えるのではなく、「食べる回数が1回増えるごとに、効果がアップしていく」と考えるべきです。

また「機能性食品の摂取を意識させるポップ」によって健康を促進させられる、とも考えられます。

掲示内容に促されて大豆製品や大麦ごはんを選択する頻度が増えるなら、その人の健康は確実に改善されるのです。

当然、この効果は食堂以外にも適用できるでしょう。

機能性食品の効果を、冷蔵庫などの目の付くところに貼っておくなら、自然と摂取回数が増え、健康が改善されていくはずです。

コレステロールが気になる方は、ぜひ大豆食品の摂取を意識してみてくださいね。

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