今年のスーパームーンはいつ?
今月は月に関するイベントがたくさんあります。先日10日には、さそり座の額の星「シェバ」が月に隠される「星食」がありましたが、ご覧になりましたか?
月齢カレンダーで見ると、満月の月齢15.0の日は7月14日になっています。
しかし、月の満ち欠けは現在進行系で起こっていて、日付が変わると同時に月が今日の形にカチッと変わるわけではありません。
7月の月が完全な満月になるのは、14日の3時38分です。
スーパームーンは、1年のうちで月と地球の距離がもっとも近づいたタイミングでの満月を指します。
今年もっとも地球に月が近づくのが7月14日です。
そのため今年スーパームーンを観測するベストのタイミングは、7月14日の3時38分に近い時間となるのです。
ジャストタイミングで観測しなくてもOK!
なので、14日の夜に月を見るよりも、13日になるべく夜ふかしして月を見る方がより大きな月を見られるということになります。
もちろん、早起きしてジャストタイムの3時38分に見るのもいいのですが、なかなか大変ですから、無理せず13日の深夜に月を見上げてスーパームーンに近い満月を楽しんで眠るのもありでしょう。
なお、14日の日の出は4時36分ですから、完璧なスーパームーンを見たらすぐに夜明けです。
最大の満月の話を聞くと、「逆に今年もっとも遠くて小さく見える満月はいつなんだろう?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
残念ながらそちらは2022年は1月18日だったので、すでに終わってしまっています。