摘出された胎児の姿とは?【※閲覧注意】
医師の診断によると、今回報告された女児は明らかな運動能力の発達の遅延を示し、自立して座ることができなかったといいます。
また頭部の周囲は約56.5センチと同年齢の子どもより大幅に肥大していました。
(2008年の厚生労働省の調査によると、日本国内における1歳児の頭囲は男女ともに平均45センチ前後となっている)
そしてCTスキャンの結果、頭蓋内に女児の脳を圧迫する形で「胎児内胎児」が発見されたのです。
そのせいで女児の脳の一部に脊髄液が溜まる「水頭症」を引き起こしていました。
水頭症が進行すると頭囲が異常に大きくなり、眠気や発作を起こすことがあります。
幸いなことに、女児にはまだ頭蓋内の圧迫による発作や嘔吐感などの症状は見られませんでした。
結局、未発達の胎児の塊は外科手術によって無事に摘出され、DNA分析の結果、胎児は女児の一卵性双生児だったことが確認されています。
頭蓋内から摘出された胎児の写真画像はこちらから閲覧ください。(※ かなり過激な内容のため、苦手な方は閲覧をお控えください。)
胎児には頭部と2本の腕が未発達の状態ではあるが確認でき、椎骨と2本の脚の骨(大腿骨と脛骨)が含まれていることが分かりました。
また腕の先には指が分化し、爪のようなものまで見られたという。
さらに医師たちは「女児が頭蓋内から胎児に血液を供給していたため、この寄生体は摘出されるまで生存していただろう」と指摘しました。
手術後の女児の健康状態に関する詳細は論文内では報告されていません。
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