ネコ同士の関係性は日々のやりとりの観察で初めてわかる
発表された論文では、ネコたちが頻繁にじゃれあっていて互いに毛づくろいなどをしていた場合には、たまにケンカに発展したとしてもそれほど心配する必要はないとされています。
一方で、ネコたちが毛づくろいなどの接触を行わずじゃれあいも発声を伴ったケンカもない場合は、一見穏やかに見えますが実はお互いに緊張していてストレスがかかっていることがあるそうです。
そのような場合にはストレスが体に影響を及ぼす前に飼い主は個々の安心できる場所を確保するなど対策を練る必要があるでしょう。
この論文の筆頭著者であるノエマ氏(Noema Gajdoš-Kmecová)のFacebookでは、過去にどうしても仲良く過ごせない飼いネコについて悩んでいるようすが書かれています。
この研究の背景にはそんな多頭飼いのネコのストレスを少しでも取り除いてあげたいという思いがあったのかもしれませんね。