昆虫の変態では羽は背中の一部が肥大化したもの

京都大学の大出高弘氏らの研究グループは陸に上がった虫の背中の一部が肥大化して羽になったという説を提唱しています。
これは幼虫から成虫になる際に羽を得る虫において遺伝子の活性化を観察した結果によるものです。
幼虫から成虫になる「変態」において、背板の細胞が肥大化し羽となる様子が観察されました。
さらに背板の中で肥大化して羽となるかを検証するため、該当箇所を切除した個体の成長を観察した結果、羽の発達は大きく阻害されていました。
このことから変態によって羽を持つ虫たちの羽は背板の一部が肥大化したものであることが示され、研究グループは進化の上でも同様に羽が背板から発生した可能性を指摘しています。
肥大した背中の一部は甲殻類における脚の一部かも

また、羽となる背板の一部がもともと脚の一部だったという説もあります。
アメリカのウッズホール海洋生物学研究所で行われた虫と甲殻類の脚の遺伝子比較では、両者の脚の分節の1~6対までは完全に一致していました。
しかし甲殻類にはあと2対、背板側に分節が存在します。
このため、虫では見られないこれらの分節が背側に移動して背板の一部となり、羽の形成に寄与している可能性が示唆されたのです。
虫の羽における進化が謎に包まれる理由

このように陸上で背板が羽になったという説にも様々な根拠があります。
しかし、あくまでこれらは現存の虫を使った研究であり、エラが羽になった学説と同様にどこから進化したかを決定的に結論付けるには至っていません。
虫の羽の進化が謎に包まれている理由は、鳥における始祖鳥のように中間的な化石が見つかっていないためです。
この化石の発見で、水生もしくは半水生の昆虫が羽を持つ昆虫の祖であった可能性は高くなりましたが、前述の通り化石の昆虫の成虫はすでに羽を持っており、虫の羽の進化における中間的な存在とは言えません。
虫の羽について、現存の虫に対する遺伝子的な分析と、化石の分析の2つのアプローチが行われていますが、虫に羽が生じる直前の中間的な存在が見つかるまで、虫の羽に関する進化の議論はまだまだ続きそうです。

























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トップの画像に「幼虫時はエラを持ち、成虫は羽を持つカゲロウ」とあるけど、これはクサカゲロウでは?
分類はカゲロウと大きく違ってて、幼虫は水生ではないはず…。
6っ本脚の節足動物でも、土中に棲むトビムシの仲間や本にも巣くうシミの仲間は、翅がありません。
記事にあるように昆虫の共通祖先は幼虫が水性だったとして、それ以前に分岐した翅のない類縁動物に、なにか前適応的な形態はあるのでしょうか?
(正月に図書館で借りて読んだ「海のだんごむし」では、ヨコエビやワラジムシの仲間は、えらあしを発明して海・淡水・陸上へ適応を広げたとありました。)昆虫も呼吸器官の発明で発展し、今のお魚たちも肺魚の祖先が発明した肺を浮袋に転用して繁栄し、鳥は気嚢を使って長距離飛行をして空の王者となり、哺乳類も横隔膜を使って長距離移動を得ということです。呼吸法の発明が前適応として動物群を発展させるようにみえます