ミニチュア化する屋久島の植物の謎
屋久島は九州の南70キロの地点に位置し、世界自然遺産にも登録されている日本有数の生物多様性のホットスポットです。
そんな屋久島では以前から、葉っぱや茎の長さが5センチにも満たない小さな植物が80種以上も分布していることが知られていました。
島の外では普通の大きさの種でも、屋久島でだけ極端に小さくなっているのです。
屋久島の植物がミニチュア化する原因としては、これまで「土壌の貧栄養説」「低温説」「日照不足説」などが指摘されてきましたが、どれも確かな証拠はありません。

その中で研究チームは、植物のミニチュア化をもたらした要因として、屋久島に住む草食動物の「ヤクシカ」に注目しました。
ヤクシカは屋久島とその近くにある口永良部島(くちのえらぶじま)にのみ分布する日本の固有種です。
これまでの研究で、小型化した植物はシカにとって食べにくいことがわかっています。
そこでチームは「屋久島の植物のミニチュア化はヤクシカの採食圧によって引き起こされたのではないか」と仮説を立てて、検証を開始しました。




























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