携帯電話の電波を使った遭難者救助テストが行われる
携帯電話の電波を使った遭難者救助テストが行われる / Credit:Brandon Laird_New technology may help find missing people in Colorado’s backcountry within minutes(2024 The Colorado Sun)
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「なぜ今までやらなかった?」携帯電波で山岳遭難者を数分で発見するシステム! (2/2)

2024.06.04 Tuesday

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なぜこのシステムが今まで存在しなかったのか?

この新しい技術について耳にした人々は、そのアイデアを称えつつも、「なぜ、今まで存在しなかったのか」とコメントしています。

確かに、「小型の携帯基地局をヘリコプターで飛ばす」というアイデア自体は、誰もが思いつきそうなものですね。

しかし、ヘリコプターに搭載できるほど小型化し、広い範囲をカバーできるようにすることは技術的に言うほど簡単なことではありません。

また非常にマイナーな装置であり市場も大きくないため、メーカー側も積極的に開発に乗り出せないという事情もあります。

さらに、法的な面で許可が必要であるため、このあたりも導入までに時間がかかってしまう理由であり、なかなか挑戦するメーカーが出なかった原因でしょう。

そして、このシステムには利用者側の問題もあります。

ライフシーカーに見つけてもらえるのは、携帯電話の電源がONになっている時だけ
ライフシーカーに見つけてもらえるのは、携帯電話の電源がONになっている時だけ / Credit:Canva

それは、「遭難者が携帯電話の電源をONにしておかねばならない」という点です。

山や森のような電波が届かない場所では、携帯電話は電波を探そうとして電力をいつも以上に消費してしまいます。

そのため、ある救助隊関係者は、次のように述べています。

「私たちは、携帯電話の電源を切るか、機内モードにするか、あるいはできるだけバッテリーを節約するよう人々を指導しています」

確かに、その方法はほとんどのケースで適切ですが、ライフシーカーとは相性がよくありません。

そのため、もしライフシーカーによる救助活動が導入されているのであれば、自分が遭難した時には、携帯電話の電源を入れて電波が届くようにしておく必要があるでしょう。

いくつかの課題は残るものの、ライフシーカーの導入によって、一人でも多くの命が救われて欲しいものです。

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「なぜ今までやらなかった?」携帯電波で山岳遭難者を数分で発見するシステム! (2/2)のコメント

通りすがり

実用化は日本ではまだですが、アイデアはもっと前からあるようです
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20191211/2797.html

んん?

携帯の電波を出さないように指導って意味あるのかしらん?
バッテリーを節約? 何のために?
後に圏内になる可能性があるから?
圏内になるってことはもう発見されるような場所にいるってことだし「今がその時」なのかオンじゃないと知りようもない。
あまり意味のない指導なので、それをやめるといいと思う。

ゲスト

山行きにはスマホを充電できるダイナモ発電機が必須

ゲスト

救助要請や、いざ何か目印があった時に伝えられるように、電池を節約しろって指導してるってことですよね、

もし、このシステムが導入されるなら、スマフォ等に救助要請モードみたいな機能を付け、一定間隔で電波を受信するようにしたら、電池を維持しつつ救助効率をあげられますね

ゲスト

太陽電池が背面全体についたバックパックがあるが、あれなら山で携帯充電できそうだな。

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