エリスリトールとは
エリスリトールは化学合成により作られた人工甘味料で、安全に使用可能であると日本を含む60を超える国の政府機関が承認している食品添加物です。
エリスリトールは、トウモロコシを原料に、酵素を用いて発酵させて製造され、コーヒー、紅茶および清涼飲料水の甘味料、ケーキ、マフィン、クッキー等にも広く用いられています。
エリスリトールも糖アルコール(体内で消化吸収されにくい低カロリー素材の一種)で、多くの果物や野菜に自然に含まれる炭水化物です。
人間の体内でもブドウ糖代謝の副産物としてエリスリトールが作られます。
人工的に大量に製造されたエリスリトールは、後味が残らず、血糖値を急上昇させることもなく、他の糖アルコールに比べて緩下作用(便を軟らかくする作用)も少ないとされています。
甘さはブドウ糖の約70%で、ゼロカロリーと考えられています。
エリスリトールは、見た目も味もブドウ糖に似ており、お菓子作りに使われ、アイスクリームを含む多くの製品の主要成分となっている馴染みのある甘味料です。
こうして聞くとメリットばかりの甘味料ですが、多くの人が認識している通り、食品添加物には健康上のデメリットも数多く報告されています。
エリスリトールについても、健康への悪影響がないということは考えにくいため、その影響について様々な研究が調査を行っています。
そして最新の研究において、エリスリトールが血栓症のリスクを増加させる可能性が報告されたのです。