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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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「白雪姫はうつ病リスクが高い」ディズニープリンセスが罹りやすい病気を研究者がマジメに診断 (2/2)

2024.12.19 12:00:45 Thursday

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他のプリンセスたちの病気リスクとは?

シンデレラは「呼吸器疾患」の危険あり

シンデレラはご存知のように、父親の再婚相手である意地悪な継母とその3人の娘たちから、召使いのような仕打ちを毎日受け続けています。

特に彼女の掃除シーンを見てみますと、煙突掃除に代表されるように、絶えず粉塵に晒されています。

このことから彼女は「職業性肺疾患(OLD)を発症する可能性が高い」と研究者は診断しました。

職業性肺疾患とは、仕事中に有害な粉じんや化学物質、環境汚染物質などを吸入することで引き起こされる呼吸器疾患を指します。

シンデレラは小鳥やネズミたちと積極的に話していますから、孤独から来る精神疾患の心配はなさそうですが、毎日のように家中の粉塵を吸い込んでいるはずことから、呼吸器疾患の発症が最も懸念されるようです。

オーロラ姫は「床ずれ」が心配される

『眠れる森の美女』に登場するオーロラ姫はご存知の通り、魔女マレフィセントの呪いによって深い眠りについてしまいます。

こうした深い眠りは心血管疾患や脳卒中のリスクを高めると同時に、長時間の睡眠姿勢が続くことで筋萎縮が起こったり、床ずれが起きやすくなると研究者らは診断します。

原作の方では確かにオーロラ姫は100年間も眠り続けるので、さまざまな疾患のリスクが考えられます。

しかしディズニー映画の方では、具体的に眠っていた時間は言及されていませんが、劇中の流れから察するに1〜2日程度しか眠っていなかったと見られます。

そうなると、ちょっと長めに眠ったくらいなので、オーロラ姫の病気を心配する必要はなさそうです。

ラプンツェルは「脱毛症」が怖い

最後に塔の上のラプンツェルは、金色に輝く非常に美しく長い髪の毛で有名です。

映画の公式設定を見ると、ラプンツェルの髪の長さは21メートルもあり、その長い髪を巧みに利用して、ロープ代わりにしたり、ブランコのように使っていました。

これを見て研究者たちは「ラプンツェルは牽引(けんいん)性脱毛症を起こしているのではないか」と指摘します。

牽引性脱毛症とは、頭髪を強く引っ張ったり、毛包に引っ張る圧力が繰り返しかかり続けることで起きる脱毛症です。

一般的には、ポニーテールや編み込み、三つ編み、エクステンションやヘアアイロンなどの習慣が原因として起こります。

ラプンツェルの髪には魔法がかかっているとは言え、かなり乱暴に扱われているので、部分的な脱毛の他、頭皮の痛みや永久脱毛を起こすリスクが高いようです。

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Credit: canva

とまあ、このように研究者らはディズニープリンセスたちの健康問題を至ってマジメに考察しており、ディズニーに対して「彼女たちの健康上のリスクを回避するための予防措置が必要である」とまで訴えています。

ただプリンセスたちが最初から健康的で何不自由ない生活を送ってしまうと、不幸な境遇からの一発逆転劇という、いわゆるシンデレラ・ストーリーは成り立たなくなります。

研究者たちはそれも承知した上で、クリスマス限定のジョークとして話しているのでしょう。

権威ある医学雑誌というと硬いイメージがつきものですが、クリスマスシーズンにこのような肩の力を抜いた研究を報告してくれると、身近に感じられていいですね。

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