逆境に強い人の秘訣は「遊び心」!?
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英語圏では「When life gives you lemons, make lemonade(人生でレモンをもらったら、レモネードを作ろう)」という言葉があります。
これは、「レモネードの原則」とも呼ばれます。
レモンが「人生の酸っぱさや困難」を示し、レモネードを作ることは、その困難を前向きで望ましいものに変えることを指しています。
つまり、予期せぬ困難に直面したときに、それを単なる障害とせず、新しい可能性や成長の機会へと転換する姿勢を持つことが重要だという教えです。
例えば、日本でも「災い転じて福となす」「ピンチをチャンスに変える」「逆境をバネにする」という言葉があり、歴史的に多くの成功者がこの考え方を体現してきました。
東日本大震災後、多くの地域が復興に向けて新しい産業を育てたり、地域の絆を強めたりしました。
こうした事例は、困難を成長の機会とする「レモネードの原則」の実践ともいえます。
では、そのようなことができる人には、どのような共通点があるのでしょうか?
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そのひとつが「遊び心」です。
「遊び心」というと、単なる娯楽好きのように思われるかもしれません。
しかし、心理学では「日常の出来事を楽しみながら、柔軟に考え、クリエイティブな視点を持つ能力」と定義されています。
これまでの研究では、遊び心のある人は幸福度が高く、ストレスを感じにくいことが示されています。
しかし、なぜ遊び心がストレス耐性と関係するのか、その具体的なメカニズムは明らかになっていませんでした。
そこでシェン氏ら研究チームは、パンデミックのような大きな社会的ストレス下で人々がどのように適応するのかを分析し、この疑問を解明しようとしました。
彼らは、「遊び心のある人は未来をどのように捉え、ストレスにどう対応するのか?」という視点で調査を行ったのです。