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Credit: Colossal Biosciences – Scientists Have Bred Woolly Mice on Their Journey to Bring Back the Mammoth(2025)
biology

【マンモス復活へ】遺伝子編集で「マンモスの毛を持つマウス」の作製に成功! (2/2)

2025.03.06 17:00:43 Thursday

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マウスに「マンモスの毛」を生やすことに成功!

今回の研究では、マンモス特有の体毛を復活させるために、CRISPR/Cas9という遺伝子編集技術を用いました。

チームはまず、マンモスの遺骸から採取した遺伝子を分析し、アジアゾウの遺伝子との違いを調査。

これによって、アジアゾウとは明確に異なる「マンモスの遺伝子」を見つけ出し、そのうちからマンモス特有の長くて厚い体毛に関する7つの遺伝子を特定。

これをマウスの胚に導入して、約20日間の妊娠期間を待ち、どのような個体が生まれるのかを実験しました。

その結果、茶色くて短い体毛を持つ野生マウスと違い、黄金色で長くふさふさした体毛を持つマウスが誕生したのです。

これらのマウスは野生個体の3倍の毛の長さを持っており、さらに耐寒性にも優れていることがわかりました。

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上:普通の野生個体、下:遺伝子編集でマンモスの毛を持ったマウス/ Credit: Michael E. Abrams et al., bioRxiv(2025)

この結果は、マンモス復活に向けた遺伝子編集技術の有効性を示すものであり、次のステップとしてゾウへの応用が期待されます。

研究チームの一人であるベン・ラム(Ben Lamm)氏は「このマウスの誕生自体がマンモスの復活に直結する訳ではありませんが、今回の研究がマンモス復活への道のりの正しさを証明していることは確かです」と話しました。

その一方で、マンモス復活のためにはまだ確認すべきことがたくさんあります。

マンモスを完全に再現するためには、毛だけでなく、脂肪の分布や血管構造、寒冷適応に関わる代謝など、さらなる遺伝子編集が必要です。

さらにマンモスを誕生させるためには、最終的にアジアゾウの胚に遺伝子を組み込み、代理母となるゾウに移植するというプロセスが求められます。

これは倫理的・技術的に非常に難しい課題であり、今後の研究によって慎重に進められる必要があります。

しかし、今回のマウス実験が成功したことで、マンモス復活の実現性が一歩近づいたことは間違いありません。

いつの日か、氷河期を生き抜いたマンモスが、再び地球を歩く日が来るかもしれません。

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【マンモス復活へ】遺伝子編集で「マンモスの毛を持つマウス」の作製に成功! (2/2)のコメント

ゲスト

もう編集技術はこんなに進んでいるんですね
人間への適用の封が切られる日も来るでしょうか

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