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190年ぶりにガラパゴスクイナが発見される / Credit:Galapagos Conservation Trust
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「絶滅したはずの鳥」を190年ぶりに発見!【飛ばない鳥が捕食者だらけの島で生き残る】

2025.04.04 06:30:11 Friday

「絶滅」と書かれたその鳥に、誰もが二度と会えないと思っていました。

けれど、190年の時を経て、その小さな命は再び人前に姿を現しました。

2025年、南米エクアドルのガラパゴス諸島で、科学者たちは信じがたい発見をしました。

19世紀以来、姿を消していた「ガラパゴスクイナ(学名:Laterallus spilonota)」が再び確認されたのです。

この発見は、チャールズ・ダーウィン財団(CDF)ガラパゴス国立公園局の共同調査チームによって行われたもので、長年にわたる外来種駆除と生態系回復プロジェクトの成果でもあります。

Galapagos rail rediscovered on Floreana after 190 years https://galapagosconservation.org.uk/galapagos-rail-rediscovered-floreana/

フロレアナ島から消えた飛ばない鳥「ガラパゴスクイナ」

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ガラパゴスクイナ / Credit:Galapagos Conservation Trust

ガラパゴスクイナ(学名:Laterallus spilonota)は、ガラパゴス諸島固有の非常に珍しい鳥です。

体長はわずか15〜18センチほどで、灰色と黒の縞模様が特徴。

脚は細く、くちばしは短い──一見して地味な印象を与えるかもしれません。

この鳥の大きな特徴の1つは「飛ばない」ことにあります。

わずかに飛べなくもありませんが、非常に苦手であり、これまでガラパゴスクイナが飛んだ距離として記録されているのはたったの数メートルだけです。

そんな彼らは、イサベラ島、サンタクルス島、サンティアゴ島、ピンタ島などの複数の島々に独自の生活圏を築いていきました。

しかし、19世紀に入ると状況が一変します。

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「フロレアナ島でガラパゴスクイナは絶滅した」と考えられてきた / Credit:Galapagos Conservation Trust

人間が持ち込んだやネズミなどの外来捕食動物が島に定着。

飛べないクイナたちは次々と捕食され、特にフロレアナ島では絶滅したとされていました。

最後に確認されたのは1830年代で、以降は姿を見ることはありませんでした。

ガラパゴスクイナは正式な「絶滅種」には認定されていませんが、IUCN(国際自然保護連合)では絶滅危惧種に分類されています。

その存在は一部の島に限られ、特にフロレアナ島では「完全に消えた存在」として扱われてきました。

しかし、そんな中で、喜ばしい知らせが2025年に舞い込みました。

フロレアナ島で、190年ぶりにガラパゴスクイナが発見されたのです。

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