「復活したダイアウルフ!?」が成長――彼らの主張は正しいのか

Colossal Biosciences社が採用した技術は、最先端の遺伝子編集技術をベースにしています。
13,000年前と72,000年前のダイアウルフの化石から得られた遺伝子配列をもとに、現存のオオカミのDNAのうち20箇所を改変しました。
例えば、遺伝子編集では毛色や体の大きさ、耳や頭蓋骨の形状に関係する複数の遺伝子が編集されました。
これにより、見た目や行動特性が古代のダイアウルフに似た個体が3匹誕生しています。
彼らは白い毛皮、大きな体・歯・顎、広い顎、筋肉質な脚、特徴的な遠吠えをもっています。

現在、それぞれの個体は健康で元気に成長した姿を見せています。
特に「ロムルス」は高い知能と社会性を示しているといいます。
この発表に対して、SNSでは「ジュラシック・パークが現実に!」「次はサーベルタイガーか?」などと盛り上がりを見せました。
一方で科学者たちは慎重な態度を崩していません。
多くの研究者は「これはあくまで“ダイアウルフの遺伝子を参考にした改変種”であり、純粋なダイアウルフの復活ではない」と指摘します。
実際、現存するオオカミをベースにしているため、遺伝子全体の大部分は現代種のままです。

つまり、仮に見た目が似ていたとしても、遺伝的にはオオカミに確実に近い存在であり、新しく誕生した3匹は「遺伝子編集されたオオカミの雑種」だというのです。
とはいえ、科学者たちはこの出来事を全く無視することもできません。
ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)のマイケル・ナップ氏は「これはダイアウルフの復活ではありません。しかし、これらのオオカミの誕生が遺伝学における大きな進歩であることは否定できません」と述べています。
今回の発表は多くの議論を呼んでいますが、Colossal Biosciences社は前進を続けています。
もしかしたら近いうちに、また「新たな絶滅種が復活した」という報道がなされるかもしれません。
wikiによると>系統的にはダイアウルフはセグロジャッカルやヨコスジジャッカルに近いとされる
ではなぜそれを用いないでハイイロオオカミを用いたの疑問に思う。
ただ、この手法でニホンオオカミも特徴や外見だけなら復活できるかもしれない。
最近、漆でコーティングされてDNAの保存状態が良いという根付けが見つかったしね。
あるいは二ホンオオカミのDNAをわずかに引く日本犬同士を調査し集めて選択交配を繰り返し
ニホンオオカミの再現をめざすという手法もありかもしれない。
もしもこの方法で、ニホンオオカミの遺伝子を受け継いだオオカミが生まれて、日本の山々に放たれたら・・。
増えすぎた猪、鹿、カモシカ、ニホンザルなどが補食されることによって、日本国内の動物の食物連鎖が正しい形に戻っていくのではないでしょうか・・。
家畜である、牛、羊、ヤギ、豚なども補食されることになると思いますが・・。
ニホンオオカミも、と言う安易なコメントもあるが絶対やってはならないと思う。
家畜の捕食もあるだろうが、一番の懸念点は環境の悪い方への変化と狂犬病のリスクがある。
東南アジアや台湾などで旅行した者は知ってるかもしれないが、人だけではなく野犬の群れもかなりの脅威だ。
動物を用いた他の動物の駆除程当てにならないものはなく、また私たちの先祖がした絶滅行為の尻拭いは未だに終わってはない。
その時の最善策でもあった為、否定するわけでもない。
人の手で何とかしようとすると暇な輩が抗議したり、他人に狩猟道具を向けたりする輩が発生するリスクもある。
野生動物の駆除に答えはなく、現状から手探りで解決していく他無い。