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Credit: Filipović et al., arXiv, 2025
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謎の「完璧な球体」を天の川銀河で発見!その正体とは? (2/2)

2025.05.20 23:00:01 Tuesday

前ページ完璧な球体「テレイオス」の正体とは?

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なぜ「完璧な球体」になったのか?

チームは「テレイオスまで距離推定することに成功しましたが、1絞ることができず、2候補分かれした。

一方は7175、もう一方は25114です。

いずれかの距離によってテレイオスのサイズも大幅に変わってきます。

チームによると、仮に近い距離あるとすれば、テレイオス直径46なり、遠い距離あれば、直径157になるという。

超新星の残骸一般に、爆発放出物質時間とともに広がり膨張すること形成ます。

つまり、残骸きさの違いは、その年齢違い意味ます。

近い距離あるとすれば、テレイオス比較的若く誕生から1000未満考えれ、遠い距離れば、1以上爆発したものということになります。

しかし、どちらシナリオ問題があるとチームはいいます。

それは「Ia超新星進化モデルば、本来ならX観測れるはずだ」というです。

ところが、テレイオスからX一切観測ていません

これかなり不可解です。

そこでチームはもう1可能性として、テレイオスは「Ia超新星」ある「Iax超新星」残骸ではないという説と唱えています。

これ白色矮星が爆発によって完全破壊されず、爆発も「ゾンビ星」呼ばれる残骸残るタイプ超新星です。

このモデルは、テレイオス放つX線なしの電波特徴よく合致ます。

ただし、その場合距離もっと近く、3262ある必要あります。

もしこのシナリオしけば、テレイオスもっとさく、直径11程度ということになります。

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Credit: Filipović et al., arXiv, 2025

では、テレイオスはなぜここまで完璧な球形をしているのでしょうか?

実際、超新星残骸ほとんど場合、何らかの非対称です。

爆発そのもの非対称あったり、周囲存在するガスぶつかってだります。やがて膨張進むと、不規則崩れています。

しかし、もし爆発が偶然にも完全対称で、かつ周囲に邪魔するものがない空間きた場合、残骸均等広がること可能です。

それからテレイオスは、まだ崩壊する段階達していないとも見られています。

非常珍しい現象ではありますが、不可能というわけではありません。

だからこそ、テレイオス実に興味深い天体です。

今後さらに観測て、その成り立ちかしてい必要あります。

チームは以上を次のようにまとめています。

たちは、表面輝度、見かけさ、そして想定れる距離て、テレイオス進化状態について徹底的検討しました

すべて仮説何らかの難点あり、とくにたち進化モデルば、本来観測れるはずXない大きなです。

たちIa超新星可能性もっとも高い判断ていますが、現時点どの仮説決定裏付ける直接証拠存在おらず、この天体については、より感度解像度新た観測必要です」

宇宙はまだまだ私たちの知らない謎で溢れているようです。

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謎の「完璧な球体」を天の川銀河で発見!その正体とは? (2/2)のコメント

ゲスト

奇妙な電波サークルとかいう映画のタイトルみたいな天体さん…。

ゲスト

ヘイローがやっと見つかったか

ゲスト

AIっぽい文体だね

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