犯人は“なぜ修理してまで”飛びたかったのか?犯人は中年女性!?
この事件の最大の特徴は、犯人が単に盗んで使うだけでなく、機体の部品を自腹で購入・交換し、メンテナンスしてから空港に返却している点です。
例えば、新品のバッテリーやヘッドセットは、パイロット自身が使うためのものであり、決して安価ではありません。
一般的な泥棒が金目のものを持ち去るどころか、むしろ”追加する”という異例の行動が、事件をより不可解にしています。
さらに、飛行機の操縦や整備には高度な技術が必要です。
FlightAwareの記録からも、離着陸を何度も安全にこなしていることが分かっており、犯人は明らかに飛行機の運転技術や航空知識、部品の調達能力を持つ人物です。
また、盗難防止策として外されていたバッテリーを、犯人が自ら新品に交換して再び飛行させたことから、機械的な知識や工具も持っていることがうかがえます。
警察や空港関係者も「飛行機の盗難は非常に珍しい」「奇妙な事件だ」とコメントしています。
ちなみに、空港の常連パイロットやスタッフの目撃証言によると、「40〜50代で身長約160cmの中年女性」が複数回、この機体のコックピットで過ごしていたといいます。
実際に彼女が犯人かどうかはまだ確認されていませんが、この目撃証言が唯一の“手がかり”となっています。
「なぜ犯人は飛行機を盗み、何度も勝手に飛ばし、部品を購入して修理したのか?」
その目的や動機は、いまだ謎に包まれたままです。
趣味なのか、航空技術を試したいのか、はたまた特別なこだわりがあるのか。
警察も「動機も人物も不明」としており、頭を抱える状況が続いています。
やり手の工作員が任務のために使ったに一票。