
「世界で最も使われた軍用銃」として有名な “AK-47” を製造する「カラシニコフ社」が、イーロン・マスク率いる「テスラ社」に対抗すべく、最新の電気自動車を製造、公開しました。
発表されたのは、パール・ブルーの光沢がレトロな“CV-1” 。実際にそれは、1970年代のソビエトのハッチバック車 “Izh-Kombi” をモデルにしているとのことです。現段階ではプロトタイプで、販売時期などは未定とのこと。
カラシニコフ社いわく、この車は革新的なインバータを搭載された「電気スーパーカー」。1度の充電で350kmの長距離走行が可能です。ちなみにその見た目に対するロシア人の反応は真っ二つ。好みが分かれるデザインのようです。
カラシニコフ社は、長きにわたってその事業の拡大を目指してきました。近年では自動車の他にも、衣料や傘やスマホケースなどの日用品の製造も始めています。
また、同じ展示会においてカラシニコフ社は、現在開発中の「軍事ロボット」も発表。“Igorek” と名付けられたそのロボットがこちら。

黄金のカラーがシュールな存在感を放つ “Igorek” は、内部にパイロットが乗り込んで操縦するもの。二足歩行が可能であり、その頼りない手には武器を持つこともできます。
車もロボットも賛否両論が巻き起こりそうですが、その話題性は確かです。銃器の製造で培ったノウハウを武器に、カラシニコフ社はこれからも、私たちが見たこともない製品を世に送り出していくのでしょう。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/1985
via: theguardian / translated & text by なかしー