レディ・ゴダイヴァとは?

レディ・ゴダイヴァは、10~11世紀に実在したとされるイングランドの貴婦人です。
およそ990年頃に生まれ、1067年頃に亡くなったと伝えられています。
彼女は、当時イングランド中部マーシアの支配者レオフリック伯の妻であり、宗教施設への寄進や社会事業でも知られていました。
夫婦でコヴェントリーの修道院や教会への支援を惜しまなかったことは、当時の記録にも残されており、単なる伝説の存在ではなく、歴史上も「善き行いをした貴婦人」として名を残しています。
当時、貴族の女性が社会に大きな影響を持つことは稀でしたが、ゴダイヴァは例外的な存在でした。
土地の管理や慈善活動に積極的に関わり、市民の声に耳を傾ける姿勢で人々に慕われていたと伝えられます。
そんな彼女の名前を一躍有名にしたのが、夫レオフリックによる「重税」に立ち向かったという伝説です。